すぎうらペットクリニック

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お知らせ
検診結果 その2
2015-02-12
先日検診から病気の早期発見・治療に至った例を載せましたが、今月に入って検診で肝臓にしこりが見られる例もいくつかありました。
 
ジャック・ラッセル・テリアのDちゃんは、肝臓に1cm前後のしこりが10個位みられました。肝臓のしこりは数や場所によっては肝臓の一部ごと手術で取り出して診断と治療を同時に行う場合がありますが、全身麻酔も含めて大きな負担がかかります。
 
肝臓のしこりは「超音波造影」というやや特殊な検査を行うことで、かなり高い確率で悪性腫瘍かそうではないかを判別することができます。この検査は原則全身麻酔など必要としないため、体への負担はそれほど大きくありません。
 
当院では肝臓にしこりが見つかった場合、その次の段階としてこの超音波造影検査をおすすめしています。この検査は当院ではできませんが、酪農学園大学や北海道大学の附属動物病院ではできますので、当院から紹介という形でこうした検査を実施してもらいます。
 
Dちゃんは大学病院でこの検査をしてもらった結果、複数のしこりが全て腫瘍ではなく「過形成」というものだということになり、定期的な大きさや肝機能のチェックをしていくことになりました。たくさんあるしこりの全てを手術することは難しいだろうと考えられたため、悪性のものでなくてホッとしています。
 
今は犬や猫でもいろいろな検査を行うことができます。当院内でできない検査でも、大学病院や専門的な検査・治療を行っている病院をご紹介することができます。
 
できるだけ体の負担を少なく、最良の治療を受けられるようにしていきたいですね。

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